2022.03.31

三千院門跡第63世小堀光實大僧正ご挨拶会

3月31日
三千院門跡第63世小堀光實大僧正ご挨拶会

昨日、京都グランビアホテルで、小堀光實師の三千院門主晋山式及びあいさつ会がおこなわれました。東北の震災、コロナ災禍、ウクライナにおける戦争のこともあり、お祝い会でなく、晋山式及びあいさつ会として開催されました。

冒頭、数々の悲しみと今後良き方向に向かうことを祈っての黙想から始まりました。
多くの方々のご来賓のご挨拶は、小堀ご門主との親交の深さと良き縁を感じさせるものでした。皆さんご存じの、阿部天台宗宗務総長、読売新聞本社取締役老川会長、日吉大社馬淵宮司、妙法院杉谷門主、延暦寺水尾執行やおごと温泉観光協会佐藤会長などなど、錚々たる顔ぶれです。

三千院は、天台宗の寺院で、山号は魚山（ぎょざん）、本尊は薬師如来、開基は最澄となっています。8世紀に比叡山に建立された円融房に起源をもち、のちに比叡山東麓の坂本（現在の大津市）に移され、たび重なる移転の後、1871年（明治4年）に現在地に移ったものです。「三千院」あるいは「三千院門跡」という寺名は1871年以降使われるようになったといわれています。

門跡（もんぜき）とは、皇室一門や公家の方が出家して住職を務める寺院のことをいい、古くより皇室と関わりのある格式高い寺院とされています。
三千院は妙法院、青蓮院とともに延暦寺三大門跡として、延暦寺の住職である天台座主を輩出する名刹となってきました。

私とご門主とは、私が日吉中学校校長をしているときに、延暦寺執行をされておられたときに、お知り合いとなりました。その時のご縁から、今日に至っています。毎年、なかまと懇親の場を持ってきましたが、笑いあり、唄ありの楽しい時間となっています。アカペラでの美声の唄を毎回聴かせていただいております。
この度は、誠におめでたいことです。