新着情報 / 活動報告

2021.12.04

11月議会 一般質問と答弁

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12月4日
11月議会 一般質問
12月2日に、この日のラストとなる7番目で、一般質問をしました。質問内容の一部と回答の一部を紹介します。
〇質問 
「こども110番のおうち」の安全コーンの適切な更新に向けた予算の確保について
●回答 
子どもの「安心・安全を守るための取組み」のひとつである「こども110ばんのおうち」制度は、「緊急避難先」として全国に広がり始めた平成9年より、本市独自に「安全コーン」を設置するなど、子どもにわかりやすく表示することで、危険を感じた際に「駆け込める場所」として、市民に広く、根付いているものと認識している。安全コーンの適切な更新に向けた予算の確保については、各警察署に事務局がある「子ども安全リーダー連絡協議会」に「安全コーン」の設置及び管理を担って頂いており、設置状況の報告をもとに購入数を検討し、予算化してきたが、破損したものだけでなく、黒ずんでいる「安全コーン」などがある現状を踏まえ、引き続き、「子ども安全リーダー連絡協議会」と連携して、適切な設置・管理がなされるように努める。
◎評価 
結果として予算の増額が図れる見込みでありますが、破損や黒ずんでいるコーンの正確な数の把握と設置場所が適切であるのかどうかの確認も行う必要があります。素材や耐久性についても検討し、新しく新調した安全コーンを設置したいものです。
〇質問 
小中学校の子どもたちの健康の増進のために必要なフッ化物洗口の取り組みを早急に実施するこ とについて
●回答 
フッ化物洗口が初期むし歯の再石灰化やむし歯の進行抑制において、一定の効果があると認識しており、関係部局や歯科医師会等の関係機関とも連携を図り、実施に向けた具体的な検討を行う。また、幼稚園や保育園においても、フッ化物洗口はむし歯予防の効果は、4歳から開始し、14歳までの期間、継続的に実施することで最も大きくなることから、小学校との連続性を考慮し、関係部局や歯科医師会等の関係機関とも協力して検討する。
さらに、健康保険部としては、体系的に子どもの虫歯予防、フッ化物洗口に取り組むことは重要であると認識しており、歯科保健を推進する立場で、関係部局と連携し、フッ化物洗口の実施方策を検討する。
◎評価 
健康保険部が中心となり体系的に取り組みを進めていく方向で確認ができように思います。ただし、実施に向けては、1つは幼稚園や保育園、学校の先生方への負担が極力少なくなるよう工夫すること。2つは家庭への啓発を充実すること。3つめはフッ化物洗口でなく、トローチのようなものの開発も歯科医師会等の関係機関と協力して開発できると良いのですが。
〇質問 
次年度以降の学校夢づくりプロジェクトに向けた事業展開について
●回答
取組を終えた学校では、「日ごろあまり関わりのなかった地域の人と交流し、地域の魅力について考えることができてよかった」「上手にプログラミングができるようになって、将来の仕事にいかしたい」といった感想が子どもたちから聞かれるなど、成果の一端も伺えます。改めて地域の魅力を実感できたり、将来の展望を持てたりするなど、子どもの変容が見られる。
今後は、特色ある学校づくりを一層推進することや、子どもたちへのキャリア教育の視点を大切にすることなど、ねらいに照らした計画立案を学校に求めたいと考えている。それぞれの学校が目指す子どもの姿を実現するために、学校が主体的に予算計画を立てることができるよう、各校での今年度の取組状況を踏まえ、今後も予算の確保に努める。
◎評価
成果が多く見られる状況は嬉しいこと。この事業により、学校が変わらなければならないと思います。自分たちの学校は自分たちで工夫して良くしていけるという、教師や生徒の意識改革が大事です。そのことにより、いじめ対策もさることながら、夢づくりを大津の教育の柱に据えて、大津の教育を変える起爆剤にしてほしいと思います。できうることなら、いじめ対策、学校夢づくり、人権の尊重の教育を3本柱にしてほしいと思っています。
〇質問
中学校ブロック内での教育課題を意識した各コミュニティ・スクールの交流と研修の取り組みについて
●回答
中学校ブロック内の教育課題を意識した取り組みの充実については、他校の取組状況や課題などを共有し意見交換することは、コミュニティ・スクールの質の向上には大切なことであることから、研修や情報交換の在り方について検討する。
◎評価
もっと、もっとコミュニティ・スクールの主体性を尊重し、学校規模適正化等の教育課題についても、教育委員会として問題提起し議論を委ねることも必要と考えます。
〇質問
学校給食において牛乳の食べ残しの現状と牛乳以外の食材でカロリーやカルシウム摂取を工夫することについて
●回答
牛乳の飲み残しの量は、令和3年度の4月から10月までの1日あたりの平均本数は約1,235本で、牛乳提供数の約4.6%となっている。
学校給食における牛乳の提供は、文部科学省が定める学校給食実施基準を満たすための貴重な栄養源となっている。
教育委員会においても、牛乳に代えて他の食品から同量の栄養素を摂取することなどについて検討したが、学校給食の1回では、食べきれない分量になったり、毎日同じ特定の食品を使用したおかずになったりするなど、更なる残食につながることが懸念され、成長期の児童生徒にとって重要な栄養素であるカロリー・カルシウム・たんぱく質などをバランス良く効率的にとることができる牛乳を提供することが望ましいとの考えに至っている。
また、全国的には、給食の提供方法や状況は市町村によって大きく違う場合もあることから一概には申せませんが、ほぼ全ての市町村で学校給食に牛乳が提供されている状況であると認識している。
◎評価
私自身は、財政的な負担が大きいことや中学生という育ち盛りの時期に個々にあった食材や量があること、弁当づくりを通して親子の願いと感謝のつながりが生まれていたこと、教職員の負担が大きい等の側面から、給食より弁当が良いと考えていましたが、子どもの満足度の結果を見ると、中学校給食に諸手を挙げて賛成するとはいえませんが、開始されて良かったと思わざるを得ない結果となっています。しかし、牛乳等の食べ残しは大きな問題となっており、栄養とカロリーをしっかりと採らせるための工夫に努める必要があります。むずかしいことですが、美味しいこと、作っている人の思いを想像することが大事では。弁当の食べ残しはないと言っても過言ではありませんからね。
〇質問
小規模な学校における学校教育と社会教育との連携強化に向けたモデル地域の指定について
●回答
このことについては、不特定の方が利用される施設と複合化する場合、安全確保をはじめ、様々な課題がある。このことから、まずは児童クラブの使用を優先的に考えているが、今後は、学校教育と関係性が深い地域活動など、教育活動に資する学校施設の利活用について研究していく。
◎評価
いつも気になるのが、不特定の方が利用されるとの表現で、地域で社会教育を推進している人の多くは、名前も住所も連絡先も明らかにされている人ばかりで、先生方にとっては不特定であっても、子どもたちにとっては顔見知りと言うことが多いように思います。先生方にとっては不特定かもしれませんが。コミュニティー・スクールを行っていることの意味合いがわかっていないのでは。地域の中の学校ではないのですかね。前に進めて行かねばならないと思います。

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 大津市市議会議員

 細川としゆき オフィシャルサイト
細川としゆき

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2021.12.04

11月議会 一般質問と答弁

PC020039 (1).JPG DSC04791.JPG 12月4日
11月議会 一般質問
12月2日に、この日のラストとなる7番目で、一般質問をしました。質問内容の一部と回答の一部を紹介します。
〇質問 
「こども110番のおうち」の安全コーンの適切な更新に向けた予算の確保について
●回答 
子どもの「安心・安全を守るための取組み」のひとつである「こども110ばんのおうち」制度は、「緊急避難先」として全国に広がり始めた平成9年より、本市独自に「安全コーン」を設置するなど、子どもにわかりやすく表示することで、危険を感じた際に「駆け込める場所」として、市民に広く、根付いているものと認識している。安全コーンの適切な更新に向けた予算の確保については、各警察署に事務局がある「子ども安全リーダー連絡協議会」に「安全コーン」の設置及び管理を担って頂いており、設置状況の報告をもとに購入数を検討し、予算化してきたが、破損したものだけでなく、黒ずんでいる「安全コーン」などがある現状を踏まえ、引き続き、「子ども安全リーダー連絡協議会」と連携して、適切な設置・管理がなされるように努める。
◎評価 
結果として予算の増額が図れる見込みでありますが、破損や黒ずんでいるコーンの正確な数の把握と設置場所が適切であるのかどうかの確認も行う必要があります。素材や耐久性についても検討し、新しく新調した安全コーンを設置したいものです。
〇質問 
小中学校の子どもたちの健康の増進のために必要なフッ化物洗口の取り組みを早急に実施するこ とについて
●回答 
フッ化物洗口が初期むし歯の再石灰化やむし歯の進行抑制において、一定の効果があると認識しており、関係部局や歯科医師会等の関係機関とも連携を図り、実施に向けた具体的な検討を行う。また、幼稚園や保育園においても、フッ化物洗口はむし歯予防の効果は、4歳から開始し、14歳までの期間、継続的に実施することで最も大きくなることから、小学校との連続性を考慮し、関係部局や歯科医師会等の関係機関とも協力して検討する。
さらに、健康保険部としては、体系的に子どもの虫歯予防、フッ化物洗口に取り組むことは重要であると認識しており、歯科保健を推進する立場で、関係部局と連携し、フッ化物洗口の実施方策を検討する。
◎評価 
健康保険部が中心となり体系的に取り組みを進めていく方向で確認ができように思います。ただし、実施に向けては、1つは幼稚園や保育園、学校の先生方への負担が極力少なくなるよう工夫すること。2つは家庭への啓発を充実すること。3つめはフッ化物洗口でなく、トローチのようなものの開発も歯科医師会等の関係機関と協力して開発できると良いのですが。
〇質問 
次年度以降の学校夢づくりプロジェクトに向けた事業展開について
●回答
取組を終えた学校では、「日ごろあまり関わりのなかった地域の人と交流し、地域の魅力について考えることができてよかった」「上手にプログラミングができるようになって、将来の仕事にいかしたい」といった感想が子どもたちから聞かれるなど、成果の一端も伺えます。改めて地域の魅力を実感できたり、将来の展望を持てたりするなど、子どもの変容が見られる。
今後は、特色ある学校づくりを一層推進することや、子どもたちへのキャリア教育の視点を大切にすることなど、ねらいに照らした計画立案を学校に求めたいと考えている。それぞれの学校が目指す子どもの姿を実現するために、学校が主体的に予算計画を立てることができるよう、各校での今年度の取組状況を踏まえ、今後も予算の確保に努める。
◎評価
成果が多く見られる状況は嬉しいこと。この事業により、学校が変わらなければならないと思います。自分たちの学校は自分たちで工夫して良くしていけるという、教師や生徒の意識改革が大事です。そのことにより、いじめ対策もさることながら、夢づくりを大津の教育の柱に据えて、大津の教育を変える起爆剤にしてほしいと思います。できうることなら、いじめ対策、学校夢づくり、人権の尊重の教育を3本柱にしてほしいと思っています。
〇質問
中学校ブロック内での教育課題を意識した各コミュニティ・スクールの交流と研修の取り組みについて
●回答
中学校ブロック内の教育課題を意識した取り組みの充実については、他校の取組状況や課題などを共有し意見交換することは、コミュニティ・スクールの質の向上には大切なことであることから、研修や情報交換の在り方について検討する。
◎評価
もっと、もっとコミュニティ・スクールの主体性を尊重し、学校規模適正化等の教育課題についても、教育委員会として問題提起し議論を委ねることも必要と考えます。
〇質問
学校給食において牛乳の食べ残しの現状と牛乳以外の食材でカロリーやカルシウム摂取を工夫することについて
●回答
牛乳の飲み残しの量は、令和3年度の4月から10月までの1日あたりの平均本数は約1,235本で、牛乳提供数の約4.6%となっている。
学校給食における牛乳の提供は、文部科学省が定める学校給食実施基準を満たすための貴重な栄養源となっている。
教育委員会においても、牛乳に代えて他の食品から同量の栄養素を摂取することなどについて検討したが、学校給食の1回では、食べきれない分量になったり、毎日同じ特定の食品を使用したおかずになったりするなど、更なる残食につながることが懸念され、成長期の児童生徒にとって重要な栄養素であるカロリー・カルシウム・たんぱく質などをバランス良く効率的にとることができる牛乳を提供することが望ましいとの考えに至っている。
また、全国的には、給食の提供方法や状況は市町村によって大きく違う場合もあることから一概には申せませんが、ほぼ全ての市町村で学校給食に牛乳が提供されている状況であると認識している。
◎評価
私自身は、財政的な負担が大きいことや中学生という育ち盛りの時期に個々にあった食材や量があること、弁当づくりを通して親子の願いと感謝のつながりが生まれていたこと、教職員の負担が大きい等の側面から、給食より弁当が良いと考えていましたが、子どもの満足度の結果を見ると、中学校給食に諸手を挙げて賛成するとはいえませんが、開始されて良かったと思わざるを得ない結果となっています。しかし、牛乳等の食べ残しは大きな問題となっており、栄養とカロリーをしっかりと採らせるための工夫に努める必要があります。むずかしいことですが、美味しいこと、作っている人の思いを想像することが大事では。弁当の食べ残しはないと言っても過言ではありませんからね。
〇質問
小規模な学校における学校教育と社会教育との連携強化に向けたモデル地域の指定について
●回答
このことについては、不特定の方が利用される施設と複合化する場合、安全確保をはじめ、様々な課題がある。このことから、まずは児童クラブの使用を優先的に考えているが、今後は、学校教育と関係性が深い地域活動など、教育活動に資する学校施設の利活用について研究していく。
◎評価
いつも気になるのが、不特定の方が利用されるとの表現で、地域で社会教育を推進している人の多くは、名前も住所も連絡先も明らかにされている人ばかりで、先生方にとっては不特定であっても、子どもたちにとっては顔見知りと言うことが多いように思います。先生方にとっては不特定かもしれませんが。コミュニティー・スクールを行っていることの意味合いがわかっていないのでは。地域の中の学校ではないのですかね。前に進めて行かねばならないと思います。



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