新着情報 / 活動報告
2021.09.18
9月18日
昨日は教育厚生常任委員会でした
報告事項として、
市民病院の中期計画の進捗状況、
生涯学習推進計画(R4~8年)骨子案、
子ども読書活動推進計画(R4~8)骨子案が提出されました。
市民病院の中期計画の進捗状況についての評価委員会の評価は、
〇全体評価として、
・業務の改善と効率化及び財務内容の改善は遅れたため、今後も引き続き注視する必要がある。
・中期目標期間である4年間を振り返ると、稼働病床数を削減し病床稼働率を高めることで急性期病院として収益向上をめざそうとしたものの、法人が期待した成果を指標の達成という形で示すことはできず、結果として収益と費用のバランスが悪い状態を改善するには至らなかった。
・第3事業年度に市が追加支援を実施し、第4事業年度に県が新型コロナ関連補助金を交付したことで資金繰りは安定したが、これは臨時的、限定的な措置で、法人は重く受け止める必要がある。
・感染症指定医療機関として適切な対応に努めていることに改めて敬意を表するところであるが、今後は通常医療との両立を図らなければねならない。大津圏域で求められる役割を今一度に直すと共に、収支のバランスがとれた病院経営に努めることを求めたい。
〇項目別評価として
◎市民サービス、業務の質への評価B
・5疾病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病・精神疾患)4
事業(救急・小児・災害・周産期)は芳しくない。
・新型コロナウイルス感染症拡大に対し重要な役割を果たした。
・地域の医療機関へ多く訪問し紹介率が向上した。
◎業務運営の改善及び効率化への評価C
・診療科の再編及び集約について効率化に至っていない
・企業の永続性を見据えた人材確保が課題であり、計画的採用・育成が重要。
◎財務内容の改善への評価C
・収支バランスのとれた病院経営に努める必要がある。市民に対するサービスの向上と業務運営の改善及び効率化の変革が必要。
◎その他の業務運営への評価A
・大津市民病院付属看護学校の廃止、介護老人保健施設ケアセンターおおつの廃止
感染症対応としての大津市民病院の役割は大きく、その役割を行っていることについて、言うまでもなく感謝しかありませんね。ただ、「ウィズコロナ」「アフターコロナ」において、市民病院として、どのように今日の役割を担いつつ、通常業務である5疾病・4事業を充実させ、成果を上げていくのかを、現時点でシュミレーションをして、具体的な戦略を整えておく必要がありそうです。また、永続性を見据えた人材の確保については、計画的な看護師等の採用・育成を行う必要があり、今更言うことではありませんが、大津市立病院付属看護専門学校の事業廃止は残念と言わざるを得ません。
生涯学習推進計画については、
推進計画の目標や大切にする視点、基本方針の文言の「大津を愛し・・・」「市民性の涵養」「地域への誇りや愛着」といった文言に、生涯学習はあくまでも個人の自立であり、そのために、いつでも、どこでも、誰とでも学ぶことができる環境を提供することとの本来の目的からすると、違和感を感じる文言となっているとの意見が出されました。
教育委員会が様々な課題への解決を、苦慮して生涯学習推進計画に盛り込んだように思いますが、大津市が抱える地域のまちづくりの課題解決のための推進計画となっているようにも思えます。結果として期待することを、目標や基本方針としている点がしっくりといかないのでは・・・。再度、教育委員会として検討するとのことでした。
子ども読書活動推進計画については、以下のような宇検が出されました。
・レファレンスにおいて、大学との連携を図るべしとの意見
・学校司書教諭等の配置について、積極的に、計画的に推進すべきであるとの意見
・学校図書室は、地域との連携や生涯学習の視点からも、単に学校の図書室という位置づけでなく、地域の図書室との位置づけへの転換を図り、その設置場所についても地域が利用しやすい場所を選定するべきとの意見(細川)
・図書室を学校文化の中心に据えた学校運営をすべきとの意見(細川)
・朝読書が55校中37校が実施していることから、さらに推進されるべきとの意見
・発達段階に応じた音読や群読、暗唱をもっと取り入れるべきとの意見(細川)
今回の常任委員会は、結構熱い議論となりました。執行部としては、それらの意見をどのように取りまとめ、計画に反映させるのかが、大きな課題となります。
写真は、圓満院にある開運そばです。
昨日は教育厚生常任委員会でした
報告事項として、
市民病院の中期計画の進捗状況、
生涯学習推進計画(R4~8年)骨子案、
子ども読書活動推進計画(R4~8)骨子案が提出されました。
市民病院の中期計画の進捗状況についての評価委員会の評価は、
〇全体評価として、
・業務の改善と効率化及び財務内容の改善は遅れたため、今後も引き続き注視する必要がある。
・中期目標期間である4年間を振り返ると、稼働病床数を削減し病床稼働率を高めることで急性期病院として収益向上をめざそうとしたものの、法人が期待した成果を指標の達成という形で示すことはできず、結果として収益と費用のバランスが悪い状態を改善するには至らなかった。
・第3事業年度に市が追加支援を実施し、第4事業年度に県が新型コロナ関連補助金を交付したことで資金繰りは安定したが、これは臨時的、限定的な措置で、法人は重く受け止める必要がある。
・感染症指定医療機関として適切な対応に努めていることに改めて敬意を表するところであるが、今後は通常医療との両立を図らなければねならない。大津圏域で求められる役割を今一度に直すと共に、収支のバランスがとれた病院経営に努めることを求めたい。
〇項目別評価として
◎市民サービス、業務の質への評価B
・5疾病(がん・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病・精神疾患)4
事業(救急・小児・災害・周産期)は芳しくない。
・新型コロナウイルス感染症拡大に対し重要な役割を果たした。
・地域の医療機関へ多く訪問し紹介率が向上した。
◎業務運営の改善及び効率化への評価C
・診療科の再編及び集約について効率化に至っていない
・企業の永続性を見据えた人材確保が課題であり、計画的採用・育成が重要。
◎財務内容の改善への評価C
・収支バランスのとれた病院経営に努める必要がある。市民に対するサービスの向上と業務運営の改善及び効率化の変革が必要。
◎その他の業務運営への評価A
・大津市民病院付属看護学校の廃止、介護老人保健施設ケアセンターおおつの廃止
感染症対応としての大津市民病院の役割は大きく、その役割を行っていることについて、言うまでもなく感謝しかありませんね。ただ、「ウィズコロナ」「アフターコロナ」において、市民病院として、どのように今日の役割を担いつつ、通常業務である5疾病・4事業を充実させ、成果を上げていくのかを、現時点でシュミレーションをして、具体的な戦略を整えておく必要がありそうです。また、永続性を見据えた人材の確保については、計画的な看護師等の採用・育成を行う必要があり、今更言うことではありませんが、大津市立病院付属看護専門学校の事業廃止は残念と言わざるを得ません。
生涯学習推進計画については、
推進計画の目標や大切にする視点、基本方針の文言の「大津を愛し・・・」「市民性の涵養」「地域への誇りや愛着」といった文言に、生涯学習はあくまでも個人の自立であり、そのために、いつでも、どこでも、誰とでも学ぶことができる環境を提供することとの本来の目的からすると、違和感を感じる文言となっているとの意見が出されました。
教育委員会が様々な課題への解決を、苦慮して生涯学習推進計画に盛り込んだように思いますが、大津市が抱える地域のまちづくりの課題解決のための推進計画となっているようにも思えます。結果として期待することを、目標や基本方針としている点がしっくりといかないのでは・・・。再度、教育委員会として検討するとのことでした。
子ども読書活動推進計画については、以下のような宇検が出されました。
・レファレンスにおいて、大学との連携を図るべしとの意見
・学校司書教諭等の配置について、積極的に、計画的に推進すべきであるとの意見
・学校図書室は、地域との連携や生涯学習の視点からも、単に学校の図書室という位置づけでなく、地域の図書室との位置づけへの転換を図り、その設置場所についても地域が利用しやすい場所を選定するべきとの意見(細川)
・図書室を学校文化の中心に据えた学校運営をすべきとの意見(細川)
・朝読書が55校中37校が実施していることから、さらに推進されるべきとの意見
・発達段階に応じた音読や群読、暗唱をもっと取り入れるべきとの意見(細川)
今回の常任委員会は、結構熱い議論となりました。執行部としては、それらの意見をどのように取りまとめ、計画に反映させるのかが、大きな課題となります。
写真は、圓満院にある開運そばです。
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