新着情報 / 活動報告
2019.08.25
社会教育を大事にしない教育ではダメ
公民館をコミセンにすること自体は、そこに社会教育が取り組まれることが担保されていれば、それはそれで了解してもよいのかと思うところです。しかしながら、教育委員会に説明には失望しています。「これからの社会教育は、地域がそれぞれの課題について地域が主体的に学び、教育行政はそれを支援すること」と述べています。その通りです。すでに公民館の利用団体や地域各種団体では目的や課題に対して主体的な学びがなされています。今更言われることもないことかと思います。しかし、社会教育は公共の視点に立って、教育行政として、今市民に必要な学習について学ぶ機会を提供をすることも重要で、こではは教育行政の責務といえます。このところ教育委員会が学校教育を重視し、社会教育や家庭教育を重要視しない傾向が続いています。今年の教育長の当初の発言では校園長会議においても、議会での挨拶においても、社会教育や家庭教育の重要性について語られていて期待していましたが、いつの間にかトーンが落ち、社会教育の地域拠点としてある公民館の存在についても発言内容から削除されています。おかしいね。社会教育が地域で行われなくなっても地域が困ることはないでしょう。困るのはむしろ教育委員会ではないかと思いますが。このような状況だからこそ公民館は必要なのかもしれません。その存在に意味がある。

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