新着情報 / 活動報告
2021.04.27
東部給食センターを訪問 米飯でも牛乳は必要か
4月27日
東部給食センターを訪問
米飯でも牛乳は必要か
24日に再度ギックリ腰。腰痛で3日間FBを休止しました。
本当にいけません。鍛えないとと思います。
さて、23日の午後に、大変に気になっていた東部給食センターに寄せていただき、所長や職員の方からお話を聞かせていただきました。
昨年は、コロナ禍の中、16300食という途方もない給食の供給に加えて、新しい組織、新しく中学校給食がスタートなど、開設した年としてはハードな状況であったと思われます。準備段階で作業員や栄養士の確保などの課題もあったように思うのですが。
所長からは、1年がたって、新しく採用された職員が職場の仕事に慣れてきたことで、ようやく落ち着いてきたこと。人員についても、県と市の教育委員会より加配の栄養士を増員されたことをお聞きしました。心配していた状況は、少し改善されているようで安心しました。また、アレルギーへの対応や調理食数が多いことでの柔軟な対応がむずかしいことなどの課題についても、お話を聞かせていただきました。なかでも、最も大きな課題は残飯だとのことです。残飯を如何に減らすか。確かに、この課題は今も昔も学校給食の大きな課題です。とりわけ、牛乳の残飯が多いとのことでした。言うまでもなく、残飯は家畜の餌など有効に活用をされているようですが・・・。
牛乳の残飯が多いということならば、牛乳をやめたらどうかと思うのですが、どういうわけか学校給食には牛乳がつきものです。米飯給食でも牛乳がつきます。少々疑問に思いますが。
学校給食は、昭和29年制定の学校給食法に基づいて実施されていますが、学校給食の実施については、学校設置者の努力義務にとどまっています。ですから、大津市では一昨年まで中学校給食はなく、ミルク給食が昭和40年代に一時期行われていたように思います。(ミルク給食はその後廃止された)
学校給食法施行規則には、学校給食は完全給食、捕食給食、ミルク給食のいずれからと定めており、牛乳はどれにも含まれています。これらのことから、学校給食には、牛乳はつきものとなっているのです。
学校給食では牛乳が重んじられていますが、国の学校給食摂取基準では、1回の給食のカルシウム摂取基準値を小学校低学年で300㎎、中学校で450㎎としており、多くの栄養素の摂取基準量の3分の1に設定していますが、カルシウムは家庭で不足している実態を踏まえて、1日の推奨量を50%に設定され、牛乳がその主な補給源になっているのです。
牛乳がカルシウムの補給源であることはわかるのですが、現実には牛乳が好まれず、残飯となる量が多いということからも、これからの学校給食に牛乳が必要かどうかといった議論が、ちまたで巻き起こっているのもうなずけます。でも、昨今の家庭事情を考えると、どう考えるかむずかしい問題ですね。
東部給食センターを訪問
米飯でも牛乳は必要か
24日に再度ギックリ腰。腰痛で3日間FBを休止しました。
本当にいけません。鍛えないとと思います。
さて、23日の午後に、大変に気になっていた東部給食センターに寄せていただき、所長や職員の方からお話を聞かせていただきました。
昨年は、コロナ禍の中、16300食という途方もない給食の供給に加えて、新しい組織、新しく中学校給食がスタートなど、開設した年としてはハードな状況であったと思われます。準備段階で作業員や栄養士の確保などの課題もあったように思うのですが。
所長からは、1年がたって、新しく採用された職員が職場の仕事に慣れてきたことで、ようやく落ち着いてきたこと。人員についても、県と市の教育委員会より加配の栄養士を増員されたことをお聞きしました。心配していた状況は、少し改善されているようで安心しました。また、アレルギーへの対応や調理食数が多いことでの柔軟な対応がむずかしいことなどの課題についても、お話を聞かせていただきました。なかでも、最も大きな課題は残飯だとのことです。残飯を如何に減らすか。確かに、この課題は今も昔も学校給食の大きな課題です。とりわけ、牛乳の残飯が多いとのことでした。言うまでもなく、残飯は家畜の餌など有効に活用をされているようですが・・・。
牛乳の残飯が多いということならば、牛乳をやめたらどうかと思うのですが、どういうわけか学校給食には牛乳がつきものです。米飯給食でも牛乳がつきます。少々疑問に思いますが。
学校給食は、昭和29年制定の学校給食法に基づいて実施されていますが、学校給食の実施については、学校設置者の努力義務にとどまっています。ですから、大津市では一昨年まで中学校給食はなく、ミルク給食が昭和40年代に一時期行われていたように思います。(ミルク給食はその後廃止された)
学校給食法施行規則には、学校給食は完全給食、捕食給食、ミルク給食のいずれからと定めており、牛乳はどれにも含まれています。これらのことから、学校給食には、牛乳はつきものとなっているのです。
学校給食では牛乳が重んじられていますが、国の学校給食摂取基準では、1回の給食のカルシウム摂取基準値を小学校低学年で300㎎、中学校で450㎎としており、多くの栄養素の摂取基準量の3分の1に設定していますが、カルシウムは家庭で不足している実態を踏まえて、1日の推奨量を50%に設定され、牛乳がその主な補給源になっているのです。
牛乳がカルシウムの補給源であることはわかるのですが、現実には牛乳が好まれず、残飯となる量が多いということからも、これからの学校給食に牛乳が必要かどうかといった議論が、ちまたで巻き起こっているのもうなずけます。でも、昨今の家庭事情を考えると、どう考えるかむずかしい問題ですね。
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