新着情報 / 活動報告

2021.03.11

東日本大震災 10年

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3月11日
東日本大震災 10年
2万2千人を超す死者と行方不明者を出した東日本大震災から本日で10年となります。今なお、4万人を超える方が、避難生活を続け、ハード面の復興事業が終えた地域でも人口がもどらない状況となっており、被災地にとって課題を残したままでの節目の10年となりました。
街の景色など、形あるものは徐々に復興し、大きく変わっていくなかで、今なお変わらずに当時の記憶が心に残っているのではないかと思います。大事な人を亡くし、大事な物をなくし、大事な地域のつながりをなくしたのですから。悔しさ、口惜しさ、寂しさは言い知れないものです。
10年前の今日、13日に予定していた中学校の卒業式の準備を行っている最中にドーンと重い大きな揺れか襲ってきました。ただ事ではないと思い、すぐにテレビをつけ、状況を確認しました。すると、目を疑うような津波被害の光景をリアルタイムで見ることとなり、言葉が出ないほどの大きなショックを受けました。13日に卒業式をしている場合ではないと思いました。
当時の式辞が残っていましたので、一部掲載します。
卒業式の当日、読みながら、涙ぐみ言葉に詰まったことや、会場では多くの方が涙されていたことを思い出します。
 卒業式 式 辞
 温かい陽射しを身体いっぱいに感じ、校庭の木々の芽も膨らみ、日一日と春の訪れを感じる季節となりました。
 本日ここに、日吉中学校第64回卒業証書授与式が・・・・多くのご来賓の皆様のご臨席のもと、盛大に挙行できますことを、心より、心よりお礼申し上げます。
 冒頭、黙祷をいただきました。ニュージーランドに続き、ここ日本においても東北地方・関東地方に大震災がおこり、未曾有の大惨事となり、多くの人の命が奪われ、いいようのない深い悲しみに包まれています。
 津波により、住み慣れた町を、大切な人を、かけがえのない家族を一瞬にして失ってしまう。昨日まで元気で笑顔いっぱいに笑っていた人がいない。明日会って話をする約束をしていた人がいない。けんか別れして謝ろうと思っていた人がいない。好きという気持ちを伝えようと思っていた人がいない。
もう会えないし、何も伝えられない。どんなにか悔しく、口惜しく、悲しいことか。
何度も繰り返し、繰り返し写されるテレビの映像を見ながら。被災された方々の今を考えるとき、胸がつまる思いです。改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されている方々に一日でも早い立ち直りをお祈りいたします。
私たちは、今ある命に感謝するとともに、被災者の方々への具体的な支援を、行動にしていく必要であると思います。
・・・

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 大津市市議会議員

 細川としゆき オフィシャルサイト
細川としゆき

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2021.03.11

東日本大震災 10年

DSC03362.JPG DSC03366.JPG 3月11日
東日本大震災 10年
2万2千人を超す死者と行方不明者を出した東日本大震災から本日で10年となります。今なお、4万人を超える方が、避難生活を続け、ハード面の復興事業が終えた地域でも人口がもどらない状況となっており、被災地にとって課題を残したままでの節目の10年となりました。
街の景色など、形あるものは徐々に復興し、大きく変わっていくなかで、今なお変わらずに当時の記憶が心に残っているのではないかと思います。大事な人を亡くし、大事な物をなくし、大事な地域のつながりをなくしたのですから。悔しさ、口惜しさ、寂しさは言い知れないものです。
10年前の今日、13日に予定していた中学校の卒業式の準備を行っている最中にドーンと重い大きな揺れか襲ってきました。ただ事ではないと思い、すぐにテレビをつけ、状況を確認しました。すると、目を疑うような津波被害の光景をリアルタイムで見ることとなり、言葉が出ないほどの大きなショックを受けました。13日に卒業式をしている場合ではないと思いました。
当時の式辞が残っていましたので、一部掲載します。
卒業式の当日、読みながら、涙ぐみ言葉に詰まったことや、会場では多くの方が涙されていたことを思い出します。
 卒業式 式 辞
 温かい陽射しを身体いっぱいに感じ、校庭の木々の芽も膨らみ、日一日と春の訪れを感じる季節となりました。
 本日ここに、日吉中学校第64回卒業証書授与式が・・・・多くのご来賓の皆様のご臨席のもと、盛大に挙行できますことを、心より、心よりお礼申し上げます。
 冒頭、黙祷をいただきました。ニュージーランドに続き、ここ日本においても東北地方・関東地方に大震災がおこり、未曾有の大惨事となり、多くの人の命が奪われ、いいようのない深い悲しみに包まれています。
 津波により、住み慣れた町を、大切な人を、かけがえのない家族を一瞬にして失ってしまう。昨日まで元気で笑顔いっぱいに笑っていた人がいない。明日会って話をする約束をしていた人がいない。けんか別れして謝ろうと思っていた人がいない。好きという気持ちを伝えようと思っていた人がいない。
もう会えないし、何も伝えられない。どんなにか悔しく、口惜しく、悲しいことか。
何度も繰り返し、繰り返し写されるテレビの映像を見ながら。被災された方々の今を考えるとき、胸がつまる思いです。改めて亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されている方々に一日でも早い立ち直りをお祈りいたします。
私たちは、今ある命に感謝するとともに、被災者の方々への具体的な支援を、行動にしていく必要であると思います。
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