2020.10.28

市政を語り合う地域座談会　坂本

　今年度に目標として掲げていた議会終了後の「市政を語り合う地域座談会」の開催が、新型コロナ感染の拡大状況から、計画していた4月、8月の開催を延期してきました。やっと9月議会終了後のこの時期に開催することができ、ホッとしています。
座談会は、坂本市民センター、日吉台市民センター、仰木の里市民センターの3会場で、まずは実施することとしています。今後は唐崎や仰木、雄琴でも開催したいので、調整していきたいと思います。
地域に人とも相談して、新型コロナ感染予防をしっかりとしつつ密にならないよう配慮しつつ、話がしやすい状況となることを考えて、20名から30名ぐらいの参加が適当と考えています。
さて、
第1番目の会場は、30日に市長に地域提案型の要望書を出す予定である坂本市民センターからです。
今回は、夜ではなく昼の開催としました。
13時30分から14時30分の1時間。参加は26名となりました。
9月議会の補正予算の内容、教育の状況、決算報告から見える課題、坂本地域の課題を私から説明や報告をしたのち、質疑及び意見交換を行いました。
補正予算では、
小規模事業応援給付金や市民病院の新型コロナ対策のためにＥＲ整備、中消防署の移転、観光等宿泊業への支援、誘客多角化実証事業について説明。また、新たに設けられた森林整備基金に関わって、森林整備譲与税や令和6年から1人1000円徴収される森林環境税について説明をするとともに、課題についてもお話をさせていただきました。
教育については、
教育大綱の内容、学校施設の老朽化、トイレの洋式化など教育環境整備の課題が大きいこと、ＧＩＧＡスクールの内容、学校給食の実施と課題、教職員定数の課題などの問題についても説明をしました。　　　　　
決算報告から見える市政の課題については、
国土強靱化緊急3カ年計画における総額7兆円に上る国の補助を十分に活用できていないこと。公共施設の老朽化や道路整備が年次的に計画的なすすめられていないこと。耐震に問題のある中消防署及び市庁舎の整備がすすめられていないこと。大津市卸売市場、出納、ジュネーブ構想などの民間委託について、民営化の有効性は認めるものの、組織マネジメントの観点から果たして良かったのかどうか疑問に感じるところが多いこと。支所職員の人員削減による混乱、市役所職員の給与構造改革についても疑問に思うところがあると、説明させていただきました。
坂本地域の課題については、
道路拡幅の状況と拡幅後の道路整備、市民センター周辺の整備と新たなまちづくりについて、提案を含め説明をしました。
参加者からは、伝統的建造物群保存地区であることを含めた新たな坂本の都市計画についての要望や拡幅工事の早期の実現についてのご意見、学校施設とりわけトイレの洋式化への整備を早急に進めてほしいとの声が多くありました。
少人数であったので、意見が多く出されたことは大きな収穫でした。このような機会を通して、市政への関心を高まることを目指したいと思います。
次回は11月4日(水）19時から日吉台市民センターです。