新着情報 / 活動報告
2020.10.15
大津市総合計画について
10月15日
大津市総合計画2017について
大津市総合計画とは、市行政を総合的かつ計画的に推進していくための、すべての分野にわたる全体的かつ長期的で、最も上位に位置付けられる計画です。よって、行政各分野毎の計画は総合計画の考え方に基づいて策定されます。
計画は、基本構想と実行計画で構成され、基本構想は、今後のまちづくりにおいて目指す姿である将来都市像と、その実現のための方針や政策、姿勢を定めた長期的構想で、計画期間は平成29年度から令和10年度までの12年間と定めています。
実行計画は4年ごとで3期に分割し、各期間で取り組む具体的施策などを示したものです。
第1期の実行計画は令和2年度までで、令和3年度から令和6年度までが第2期となるため、現在、その策定が行われているところです。大事な計画ですから、当然としてパブリックコメントにより市民の意見も聞くこととなっています。
気になる点がたくさんありますが
1つは、教育施設の問題です。
第1期の実行計画では、残念ながら学校の施設改修については何も記述されていません。今回の策定案についても、この4年間で何校程度着手するのかが明記されていません。大規模改修が終了しているのは中学校で4校、小学校で8校しかできておらず、毎年3校ずつ行っても15年かかる計算です。具体的に書かずとも指標には示すべきではとおもいますが。
2つめは、瀬田地域のまちづくりの課題です。
人口増加がめまぐるしい瀬田地域の駅を中心としたまちづくりをどう進めていくのかが明記されていないことです。学校の問題や交通の問題、瀬田駅の整備の問題など今進めなければと思うのですが。
3つめは、
志賀町との合併協議にともなう合併特例債に期限が切れ、延長できるのかどうかわかりませんが、湖西線のバリアフリー化などの諸課題が何も解決されておらず、その解決に向けた具体的な記述が見られないことです。
4つめは
介護問題は喫緊の課題ですが、ソフト面だけが記述され、ハード面の記述がみられない。必要なサービスを受けることができず、多くの高齢者が待機されている状況を改善するためには、施設の新設、増設が不可欠です。
その他にもいろいろとあります。空き家対策の具体的なてだてや、葛川に関わる施設であるキャンプ場、葛川少年自然の家に関わる記述が見られない。また、児童クラブの施設の問題への対策についても喫緊の課題だと思うのですが。
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