新着情報 / 活動報告
2020.09.30
琵琶湖の水上飛行機が飛ぶ
夢を持って
水上飛行機の復活と浜大津からの琵琶湖疎水通船をめざして
上記2つのことは、観光庁が進める国庫委託金による誘客多角化等実証事業として実施するもので、これらの事業はすべて国費で2000万円が予算化されています。概ね11月中旬に行われる予定です。
かつて、浜大津エリアは「湖水浴」「遊覧船」「水上飛行機」や「疎水船」など多様な観光資源を一体として楽しめる観光地として賑わっていました。
しかしながら、今日では、京都観光を目的とした宿泊や遊覧船への乗船など、観光産業は限られており、素晴らしい浜大津の環境を活かした大津市独自の観光事業が少ないことが、観光振興の大きな課題となっています。
①水上飛行機の復活の実証
琵琶湖の水上飛行機は昭和47年頃まで運行していました。私の小さい頃のおぼろげな記憶に残っています。
目標として、水陸両用機を活用した観覧遊覧飛行を事業化し、市内観光の目玉の一つとして観光客を呼び込むことを。また、関西国際空港から琵琶湖への直行便(20分の飛行)や、遊覧飛行として事業化し、ビジネス目的の新たな交通手段とすることです。
課題としては、琵琶湖を走行している観覧船や漁船との関係や水草の問題、仮設の桟橋が必要なこと等、県と協議してクリアにせねばならないことが多いように思います。また、安全や環境に配慮することは言うまでもないことです。
昔と違って、様々な制約があり、琵琶湖に水上飛行機が飛ぶということは、容易な話ではないと思いますが、大いに夢のある話です。是非実現してほしいと思います。
②浜大津から乗船する琵琶湖疎水通船の実証
従来から、春から秋にかけて、桜の名所である三井寺付近の疎水から京都の蹴上まで通船していましたが、あらたなルートとして、浜大津から乗船できるようにするものです。
目標は、これまでのルートから発展させた疎水から広大な琵琶湖の景色を堪能できる特別ルートを造成すること。また、水上飛行機とセットプランのニーズを調査することです。
課題としては、大津閘門を自動化することです。当面は手作業で行うこととなるようですが、事業化するとなれば、将来において自動化が必要となります。そのことは、数億円という多額の費用を必要とするため、京都市との協議が必要となります。
こうした課題はあるものの、これも夢のある話です。是非実現に向けて取り組んでほしいと思います。
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