新着情報 / 活動報告
2020.08.04
教育委員会を傍聴しました
8月4日
8月教育委員会を傍聴しました
中学校教科用図書の採択について
4年に1回行われる教科書図書の採択。どの教科書を大津市の学校で使うのかを決める会議です。簡単に手順を言いますと、
まず、各教科ごとに、調査研究員として学校現場から選ばれ教員により、6月に何回かの会議が行われます。そして、県や市の教育委員会が設定する評価観点をもとに協議が行われます。
その協議内容は、教育委員会から諮問された大学の先生や学校現場の校長、保護者など6人で構成される教科書選定審議会に報告されます。
教科書選定審議会は、6月下旬から7月28日までに4回の審議会を開催し、教育委員会に推薦する図書を選定し、教育委員会に答申されるというものです。今回の教育委員会はその答申内容を原案として審査すたものです。
何点か違和感を感じました。
1つは、そもそも、教科書選定審議会の答申は、誰が、誰に報告するのかが、この会議では見えてこないと言うことです。
今日の会議では、審議会答申は教育委員会事務局に報告され、その報告内容を事務局が教育委員会に説明し、質疑に対しても応答しているのですが、違和感があります。
審議会会長が報告し、質問に答えるのが本来ではないかと思うのですが・・・。
2つは、審議会での各教科書への点数化した評価はわかりますが、学校現場の教員からなる各教科ごとの調査研究員の評価結果が見えてこないと言うことです。調査結果として、点数化されたものがあっても良いと思うですが、あるのかないのかもわからない。そもそも調査研究員そのものが必要なのかどうかも疑問になってきます。
3つめには、審議会の6人の構成員が、中学校のような専門性が高い教科書を選定するのに、教科内容が理解できているのかどうか。教員でも専門外であればわからないことが多いなかで、大丈夫なのかと思うのは私だけでしょうか。素朴な疑問です。
4つめは、各教科ごとに、どのような理由でその教科書が推薦されたのかの説明がなかったことです。教育委員からの質問で、前回の採択結果と異なった教科について説明を求められましたが、質問を受ける前に説明をするべきことだと思います。
いずれにしても、次年度以降の大津市立の中学校の教科書が
決定しました。
その後、教育委員会を傍聴された方と意見交換をしていましたが、同様の感想をお持ちでした。今少し、他の市や町の状況を研究して、大津市の教科用図書選定のあり方について考えてみたいと思います。見える化が大事ですね。
さらに、その後、びわ湖大津館で食事をして、明智光秀の展示を見させていただきました。よくまとめられていましたが、寂しい展示でした。残念です。
夜に、昨日紹介した雄琴温泉の地ビール「ゆずエール」を賞味しました。美味しかった。
宴会等での1っぱいめは、まず「ゆずエール」でいきたいものです。(当分の間はできませんが・・・)
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