新着情報 / 活動報告
2020.05.03
9月入学式との意見は慎重に
5月3日
9月に入学式にとの意見は慎重に
現行継続の場合は工夫して過重な負担を避けるように
長引く休校措置のなかで9月入学に変えてはとの意見がマスコミ等で騒がれています。一つの意見としては、学校での授業が行われていないのですから、学習習慣の定着や学力など、心配され、この際、9月から入学式も、始業式も再スタートをすればとの意見は理解できないわけではありません。9月入学の国際標準に会わせるとの意見もありますね。
しかし、実際に、この時期から、当の学生やその保護者がみんな不安が払拭され、不利益が生じないような、納得のいく制度設計ができるものなのかどうか、大変心配ですね。それができれば良いのですが。
今の不安のうえに、新たな不安を上乗せした状況になってしまってはいけないと思います。
阪神淡路大震災や東日本大震災においては、どのように対処されたのでしょうね。学校どころではない状況の中で、学校再開されたのち、通常のカリキュラムを実施することは難しい状況のなかで、どのように対処されたのでしょうか。
実は、一部の地域の情報でしかありませんが、東日本大震災ののち、学校再開された以降、夏休みや冬休み、春休みも短縮され、土曜日や日曜日まで半日授業を行い、文科省が示す年間のカリキュラムをこなしたようです。
大変だったと思います。
この大変さを思うと、9月再スタートも頷けるところです。
大阪は基本的に上記のような考えでシュミレーションしていますね。
しかしながら、現在の状況を継続して行くのであれば、過重な負担が子どもにかからないよう、カリキュラムの組み替えや縮小など、無理のないカルキュラムで実施できるようにすることや、高校や大学の入学試験の範囲を狭めるなどの工夫や措置もしっかりと国レベルでも、県・市レベルでも検討するべきことだと思います。
いずれにしても課題は山積です。早急に議論をし、結論を出すべきですね。
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