2020.02.07

比叡山延暦寺の今年の言葉

比叡山からの発信
「一々労不惜」
（いちいち　ろう　ふしゃく）

毎年、比叡山延暦寺が今年の言葉を発しています。

一々の労を惜しまず。

伝教大師最澄の言葉に「己を忘れて、他を利するは慈悲の極みなり」との教えがあります。自らの労を惜しまないで人々への思いやりやいたわりの行いに努めることこそ、安らぎと癒やし、救いへの優れた力となり尊いのだと言うことのようです。

人の話に耳を傾け、謙虚にひたむきに、おのれに与えられた仕事を一生懸命に行う。人に生かされ、人を生かして、物事に取り組む。自分の思いばかりが先に出るようでは、これいけませんね。大いに反省反省。