新着情報 / 活動報告
2019.11.05
市の説明責任は果たしているのか。
コミセン条例案 なぜ、市民説明を行わないのか
まずは、取り下げから再上程までの流れについて、
市の執行部は、10月2日にコミセン条例案を上程する前に、取り下げをしました。
その理由は、市自治連合会より、各学区連合会が地元住民に説明する時間がないとして、説明の時間を確保する必要があることから、コミセン条例案の上程の延期を求められたからです。
その後、市自治連合会より、自治連として説明をするよう文書で依頼がしていますが、当然のこととして、執行部が説明することが筋であると意見を述べる学区自治連合会もありました。新和会としても自治連合会に任しきりにせず、執行部が責任を持って、市民への説明責任を果たすよう、市の幹部に主張してきました。
しかしながら、結果として、市の執行部の市民説明は行われず、10月28日に市自治連合会の会議において、市長から11月議会の前に特別会議を開催し、コミセン条例案を上程する旨の説明がされました。
その際には、質疑応答は行わないことを前提とすると、会議の冒頭に進行からの発言があったとのこと。それでは、十分な意見交換ができず、それぞれの学区自治連合会としての意見も言えないままであったものと推察します。
それでも、反対を主張したり、異議を唱えて退席される学区自治連合会長がありました。そして、10月29日に市自治連合会より執行部にたいして、明らかに反対したのは2学区だけであったと報告し、条例案を上程をすすめるよう要望したようです。それ受け、執行部は議長に上程する旨を伝えています。
これが大まかな流れです。
そこで、執行部が市民への説明を行わなかった理由として、従前説明を行ってきており、その中での意見を十分に取り入れた内容となっているので、説明の必要がないとしています。
また、自治連合会が説明するとのことから、方法や内容については、学区自治連合会の判断に任せており、具体的にどの学区がどのような意見があったのか、現段階でどのようにしていこうとしているのか等について、何も把握していないし、実施状況を問い合わせるつもりはないとしています。驚きです。
要するに、市自治連合会からの明らかに反対したのは2学区だけとの報告をもって、反対の意見はなかった、住民説明は終わっていると判断をしているのでしょうか。
私は、市に重要案件であるにもかかわらず、自治連合会に説明をゆだね、自ら市民に説明責任を果たさないのは、誠に残念でなりません。まして、二転三転し、市民が関心を持っている内容であるにもかかわらずです。がっかりです。
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